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写真・動画投稿の解禁日です!

バーニングジャパン2021では、入場時に写真や動画の撮影およびSNSのシェアに関するお願いについて説明し、全員にご了承いただきました。この中で「会期中は写真や動画をアップしない」かつ「投稿の解禁日を8月1日(日曜日)」としていたので、不特定多数の目にふれるSNSでは今日から画像等のシェアが始まります。

バーニングマンはフェスではありません。バーニングジャパンもフェスではありません。フェスのように楽しい場には違いありませんが、社会実験をしていると言ったほうがしっくり来る面がたくさんあります。どんな社会実験をしているのかと言われれば、「あらゆる表現活動のセーフスペースを提供すること」というのも答えのひとつです。

初めてでも、拙くても、いつもの自分と違った事をしていても、それが眼の前の人に受け入れられる事から新しい表現活動は始まります。何か面白いものを見た時に写真を撮りたいと思うのは自然な事。でも、それを相手の気持ちを考えずに行ったり、当人の同意を待たずに外部の世界へ公開されてしまうのが当たり前では新しい事に挑戦するハードルはぐっとあがってしまうでしょう。バーニングジャパンに参加している時ぐらいは、そんな心配をせずに思いっきり楽しんで欲しいのです。

ここで、会場内でどんな事に注意していたのか振り返っておきましょう。

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写真や動画のSNS投稿解禁日は8月1日(日曜日)
バーニングジャパンの会場からの動画中継は以前からもお断りですが、2021年は会期中の写真や動画のSNS上での投稿もお断りしました。今年の会場では全域で携帯電話が使えましたが、写真や動画のSNS投稿をしてその反応を追い続けるなんて無理な事です。会場にいる時ぐらいは、スマホの中の世界より、眼の前の事に集中したくありませんか?そして次の週末までの間に、じっくり写真や動画を選んでから投稿してはどうでしょうか。(文章のみの投稿の場合はこの限りではありません。)

1.リストバンドが赤い場合は「撮影・SNSお断り」
入場時に表裏で赤と黒になっているリストバンドを渡しました。赤い面には「NO PHOTO」とあり、つまり「写真撮影お断り&SNS公開お断り」の意思表示です。私は撮られたくない、今は撮られたくないという時に赤いほうを身につけます。これを見た人は相手に尋ねるまでもなく、撮影お断りだと分かります。また、聞きそびれた場合でも赤いバンドが写っていたらSNS公開はしないであげてください。

2.必ず相手に声をかけてから、撮影しよう
「撮っていい?」と一言声をかけるだけで良いです。一流のアーティストだって、自分がいつどう撮られたいかはコントロールしているものです。初心者や名前の知られていないアーティストであっても、その権利はあります。

3.Discordの#mediaでのシェア歓迎
参加者どうしの写真のやりとりはDiscord上の#写真共有_mediaカテゴリで行っています。共有アルバムもあるので自由にご覧ください。

4.腕の良い人は受付GATEでメディア登録を!
写真を撮るのが好き、上手、ギフトにしたい!といった腕利きの人にはメディア登録をお願いし、7人が登録しました。受付GATEで登録フォームを記入し写真撮影のガイドラインを確認した上で腕章を渡しました。腕章があっても声かけや同意は必要ですが、撮りたい&撮って欲しいというリクエスト等がスムーズになります。会期後に外部からの写真提供のリクエストがあった際には、オーガナイザーズから利用の許諾について伺います。

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最近はイベントによって写真撮影禁止としたり、入場時にスマートフォンのレンズにシールを貼る場合もあります。ただ、撮影禁止してしまっては参加者どうしが出会って一緒に写真や動画の作品をつくる機会をも奪ってしまう事になるでしょう。なんでも即座に公開される日常と撮影全面禁止の間のどこかに、より過ごしやすい場があるはずだと思うので今回はこんな形で実験への参加をお願いしてみました。皆さんご協力ありがとうございました!今後もバーニングジャパンへ参加し、表現し続けていくのにちょうど良い姿を一緒に模索していければと思います。

photo by サンバマシーン