→Burning Japan参加のために必要なこと
(→終電ルート) |
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* ダウンや化繊の服は'''火の粉で穴が空きやすい'''です。上から古着やブランケットをかけるなど、燃えにくい工夫をしてください。 | * ダウンや化繊の服は'''火の粉で穴が空きやすい'''です。上から古着やブランケットをかけるなど、燃えにくい工夫をしてください。 | ||
* | * 焚き火の扱いはルールに従ってください。 | ||
=== 温泉の活用(冷えをリセット) === | === 温泉の活用(冷えをリセット) === | ||
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* [ ] 朝露対策に替えソックスを多めに入れた | * [ ] 朝露対策に替えソックスを多めに入れた | ||
* [ ] 帽子・日焼け止め・サングラスを入れた | * [ ] 帽子・日焼け止め・サングラスを入れた | ||
== 食料・飲み水(準備編) == | |||
会場に'''売店はありません'''。飲料水の常設提供もありません('''電車参加者向けに飲料水サポートあり''')。'''自分で食べ切れる量を持ち込み、洗い物とゴミを極力出さない'''設計にしてください。 | |||
=== 基本方針(提供する・受ける共通) === | |||
* 提供を受ける場合は'''マイカップ/皿に注ぐ or のせる'''前提にします(紙皿・紙コップは極力持ち込まないようにしてください)。 | |||
* 油や汁が多く'''洗い物が出る料理は避けます'''。 | |||
* 最後お湯を提供して飲み切るなど(つけ麺屋のスープ割みたいに) | |||
* LNT(痕跡を残さない)を徹底します。 | |||
=== 飲み水(目安と持ち込み) === | |||
* 自動車で来る人:十分な量を持参してください。(飲用+調理用)。 | |||
* 電車で来る人:'''2Lペットボトル×1本(必要なら+1本)'''を持参してください。足りない場合は会場で'''飲料水サポートを受けられます'''。 | |||
* 保温ボトルにお湯やお茶を入れておくと、夜間や朝、カップの洗浄にも役立ちます。 | |||
=== 会場の水場(非飲用) === | |||
* 会場の水場は'''飲用不可'''です。そして遠いです。手足洗い、うがい・歯磨き、防火、サウナ・足湯などに使えます。 | |||
* '''洗い物や食器洗浄、洗剤・油の排水はできません'''。水を汚さない運用に協力してください。 | |||
=== メニュー設計(洗い物ゼロでいこう) === | |||
* 飲み物:コーヒー/紅茶/ココア/スープなどを'''相手のマイカップに注ぐ'''方式にします。 | |||
* 主食:パン・ナン・トルティーヤで'''皿を使わず完結'''させます。 | |||
* 片手で食べられる:バナナ、チーズ、ナッツ、ドライフルーツ。 | |||
* 温かい軽食:ホットドッグ、コーヒー、スープ。 | |||
* '''生もの・要冷蔵は最小限'''にし、イベント中に'''確実に使い切る量'''にします。 | |||
=== 食のギフティング(配るときの注意) === | |||
* '''見返りは求めない/宣伝しない/売らない'''が原則です。 | |||
* まず'''同意(Consent)を取る''':「いりますか?」→ 断られたら笑顔でOKです。 | |||
* アルコールは'''年齢確認と同意を徹底'''してください。飲めない人・飲まない人もいます。 | |||
* アレルギーや成分は相互確認があると安全です。 | |||
* 配布は'''風で物が飛ばない'''方法で行ってください。 | |||
=== 保冷のコツ === | |||
* 会場は10℃台と比較的低温です。野菜は外でOK。 | |||
* 肉・乳製品などは早めにに消費し、日が進むほど常温OKメニューに切り替えると安心です。 | |||
* 会場内で'''氷や食材の追加調達はできません'''。出発前の最終買い出しで完結させてください。 ※外出して追加の買い出しは可能です。(往復有料道路の料金に注意) | |||
=== ゴミと排水(LNT) === | |||
* ゴミは'''すべて持ち帰る'''前提です。分別袋を最初から用意してください。 | |||
* 排水は'''真水以外は全量持ち帰り'''です(容器に貯めて密閉してください)。 | |||
* '''トイレにグレイウォーターを流さないでください'''。イベント中でトイレが一番高価なリソースです。トイレが足りなくなったら嫌でしょう? | |||
=== パッキング例(移動手段別) === | |||
==== 自動車の場合 ==== | |||
* 飲料水(ポリタンク または ペットボトル) | |||
* 小鍋 または 湯沸かし用ギア、保温ボトル | |||
* 調味料は小分けで最小限、キッチンペーパー少量 | |||
* マイカップ/マイ皿(自分用) ※提供は相手のマイ食器を使う想定 | |||
* グレイウォーター回収用ボトル、ゴミ袋(分別用) | |||
==== 電車の場合 ==== | |||
* 2L飲料水×1本(カップ麺など調理に必要なら+1本) | |||
* 常温OKの軽食(パン・ナッツ・ドライ系中心) | |||
* スティック飲料(紅茶・ココア・味噌汁など) | |||
* 折りたたみコップ または マグ、保温ボトル | |||
* カセットガス3本(コンロはガスを提供して借りましょう) | |||
* 個人用調理鍋鍋(鍋を借りてはいけません) | |||
* ゴミ袋(持ち帰り用) | |||
=== よくある落とし穴(回避しましょう) === | |||
* 缶・瓶を大量配布 → 重くて回収が大変です。'''少量・その場で完結'''にしてください。 | |||
* 油っぽい料理 → 洗い物・排水が出てLNT違反に近づきます。 | |||
* 使い捨て食器の多用 → ゴミが一気に増え、風で飛んでLNTが困難になります。また皿がサウンドキャンプにゴミとして溜まる傾向があります。 | |||
* アルコールの押しつけ → '''同意が前提'''です。断られたら引いてください。 | |||
* 相互確認なしでの提供 → アレルギー事故のリスクがあります。Radical Self Relianceに基づき受け手が注意することが基本です。 | |||
=== 出発前チェック(食料・水) === | |||
* [ ] 滞在日数に合わせて'''飲料水計画'''を立てた(車:1人3L/日目安、電車:2L×1本+サポート想定) | |||
* [ ] '''洗い物ゼロ設計'''のメニューにした | |||
* [ ] 要冷蔵は少量・初日消費。'''保冷計画(凍結ボトル等)'''を用意した | |||
* [ ] マイカップ/マイ皿/マイスプーンを入れた(提供は相手のマイ食器を使う前提) | |||
* [ ] ゴミ袋と'''グレイウォーター回収用ボトル'''を入れた | |||
== Burning Japan参加のために必要なこと == | == Burning Japan参加のために必要なこと == | ||