サバイバルガイド - Survival Guide
Burning Japanへようこそ!このサバイバルガイドはイベントを楽しく過ごすためのコツを知るためのガイドブックです。
未経験者向けクイックガイド
ようこそ、バーニングジャパンへ。
このイベントは、全員が参加者であり我々がつくるものです。
オーガナイザーが用意した、アーティストのラインナップも、売店も、観客も存在しません。
それどころかインフラもトイレ以外は提供されず、自分たちでなんとかする必要があります。
ここにあるのは、「すべてを自分たちでつくる」という精神だけです。
アートも音楽もキャンプも、すべてが参加者によって持ち込まれ、育まれます。
だからこそ、初めての人にとっては、ちょっとした不安や戸惑いがあるかもしれません。
「アートやクラブは好きだけど、キャンプなんてやったことがない」 「キャンプは慣れてるけど、どんなギフトをすればいいか分からない」
そんなあなたこそ、まさに歓迎される存在です。
バーニングジャパンでは、何か困ったことがあれば、必ず誰かが助けてくれます。
準備不足で誰かの助けを借りることになっても、問題ありません。
むしろそれを通じて、自然に人とのつながりが生まれていきます。
過去には、シーシャ一本だけを持って来た人も、
りんご一箱とビニールシートだけで過ごした人もいました。
彼らは笑いとともに、しっかりとこの場を体験して帰っていきました。
もちろん、悪意のある行動――たとえば他人の食べ物を勝手に盗む――には厳しく対応します。
でも、「何もわからず失敗してしまった」という未経験のつまずきは、
このイベントでは歓迎されるチャンスです。
準備が不安でも、気にせず飛び込んでください。
あなたの初めての一歩を、バーナー(経験者)たちは心から歓迎します。
多くの未経験者にとって、Burning Japan はこれまで参加してきたフェスやライブとは全く異なる点があります。トイレ以外のインフラがない、すべての出来事はギフティング、清掃員はいない、自分たちでLeave No Traceになるよう徹底的に片付けるなど、未経験者が特に気になる点をリストアップして解説していきます。
サバイバルについて
現地までの移動手段は?
電車とバスの利用がおすすめです。会場にバス停があります。
- 特急利用:所要時間3時間09分、料金6,060円(赤羽駅発で計算)
- 快速利用:所要時間4時間24分、料金3,970円(赤羽駅発で計算)
飲料水は?
飲用可能な水はありません(沢水はあります)。車で来る場合は十分な飲み水を用意しましょう。電車利用の方はペットボトル2Lを1本だけ持参してください。足りない場合は会場で給水サポートを提供します。
お風呂やシャワーは?
会場にシャワーはありません。会場は日本有数の温泉地である万座温泉にあるため、多くの参加者が毎日日帰り温泉を利用しています。車が頻繁に出るので、自動車がない人はぜひ乗せてもらいましょう(日帰り温泉の利用時間は10:00〜15:00ごろまで、800〜1,000円程度です)。
会場では沢水で水浴びは可能です。ボディーソープを使ったり洗い物はできません。
トイレは?
会場には十分な数の男女別仮設トイレがあります。会場外の駐車場には水洗の公衆トイレがあります。水が不足していたら自分で汲みましょう。
虫は?
10月の嬬恋牧場(標高1,400m)では、蚊やハエなどの虫はほとんどいません。24年は一箇所ハチの巣があったため、そこだけ注意が必要でした。
キャンプ道具は何を揃えればいい?
- 着替え、防寒着、食器、傘やレインコートは必須です。
- 寝袋は必要ですが、無い場合、家の布団を圧縮パックで持ってくれば大丈夫です。
- 地面は牧草地で柔らかめで、薄いキャンプマットだけで快適に眠れます。 参考:ダイソーの500円レジャーマット https://jp.daisonet.com/products/4550480046297 夜露を避けるため、最低限レジャーシートは必要です。
- テントがなくても参加できるグループキャンプがあります。Discordで相談してみてください。
- リビングがついているような大きなテントや個人の焚き火、椅子、コンロなどは必須ではありません。寝る以外でテントに帰ることは殆ど無いでしょう。
食事は?
自身で生き残れる量を準備することは必要ですが、食事や飲み物のギフトは比較的多くあります。生ものは確実に食べきれる量を用意し、残りは保存食を必要日数分持参することで、余った食料は持ち帰れるようにしましょう。
危ない人はいない?
- 24時間常に問題のある人には出会ったことがありません。ただし、アルコールやムードによってテンションが上がり、その時だけ行き過ぎた行動をしてしまう場合はあります。そうした場合は自分を強く持ち、断ったり、立ち去ったり、周りの参加者に助けを求めるなど、直ちに自分を守る行動をしてください。
- こうしたハラスメントの通報窓口として、イベント中は見回りと運営メンバーが対応し、イベント後は、参加者向けに行うアンケートで受付・調査します。
- イベント全体を通じて、同意(Consent)文化を浸透させるための活動も行っています。
他に注意が必要なことは?
スマートフォンの紛失には特に注意してください。スマホのライトの使用はおすすめしません。常に充電状態にしておき、万が一落としても「探す」機能で見つけられるようにしておきましょう。充電のため電源を借りる際はスマホ本体ではなく、モバイルバッテリーに充電してください。
ギフティングについて
- 初参加の方にとって、ギフティングは想像がつかず難しいものです。未経験者はただ参加しイベントを体験することそのものが十分なギフトになります。ギフトには受け手も必要です。
- イベント当日参加できるボランティアミッションや会場の見回り作業もドームに掲示しています。これに関わることも、立派なギフティングです。
- イベント最終日の翌日のLeave No Trace Day 片付け日への参加も大変助かります。
- また、多くのアート、テーマキャンプ、グループキャンプは参加メンバーを募集しており、大きなギフティングの一員として関わることもできます。
10の原則(10 Principles)の習得について
未経験者の方は、まず以下の2つを覚えて参加しましょう。
- Principle Zero: Consent(同意)
- すべての行動やギフトは、相手の同意が必要です。
- 嫌な体験になるようなギフトは避けてください。
- たとえば写真撮影の際も、確認を取りましょう。
- お酒、フード、小物、体験など、受け取りたくないものは、堂々と断って問題ありません。
- 好意やギフトを押しつけたり、勘違いでアプローチしないようにしましょう。
- Leave No Trace(痕跡を残さない)
- 「痕跡を残さない」は、環境保護のためではなく、我々の自由な表現の場を守るためにあります。
- イベントが終わったあとに、誰もそこでキャンプしていたことに気づかない状態に戻すのが目標です。
未経験者次のアクション
バーニングジャパンでは10月本番の前に、シーズンを通じた多数のミニイベント、活動を行っています。本番前に
- Discordに入りましょう https://www.burningjapan.org/community
- ミートアップ(オンライン、オフライン)などミニイベントに参加しましょう https://www.burningjapan.org/category/event/
- グループキャンプ、テーマキャンプにコンタクトしましょう
このサバイバルガイドを読んで、少しでも初参加の不安を取り除くことができれば幸いです。ぜひ会場で会いましょう!
2025年のBurning Japanについて
アートテーマ
浮世 The Floating World
江戸時代の文化を想起させる言葉「浮世」は、現代における“儚さ”や“美しさ”、“夢幻的な世界”への問いかけでもあります。5日間だけ存在する特別な街バーニングジャパンで、この文化を外国人も含めた多くの参加者と共有し、表現したいと思います。
スケジュール
10/09(木)
- 12:00〜会場オープン
- 20:00 キャンプファイヤー(1st mini Burn)
10/10(金)
- 20:00 キャンプファイヤー(2nd mini Burn)
10/11(土)
- 19:00 Phoenix Burn フェニックスパーン
10/12(日)
- 21:00 Temple Burn テンプルバーン
10/13(月)
- 〜18:00 Event close 一般撤収完了
10/14(火) LNT Day
- Leave No Trace 確認日
- 会場復旧
Burning Japanへの参加が決まったら
会場にたどり着き、生き抜き、楽しむため、事前の準備が重要です。
- どうやって会場にたどり着く?
- どうやって期間中、快適、安全に過ごす?
- 会場で何を「燃やす」?
チケットの購入
チケットを買ってから参加しましょう。当日販売はなく、直接会場に来ても絶対に入場できません。
入場券の売り切れはありませんが、駐車券、キャンピングカー券は例年売り切れます。追加販売できるかは会場整備のボランティアの集まりによって影響を受けます。とにかく早めに購入してください。
サバイバルガイド
本サバイバルガイドは、イベント参加者の必読書です。Burnin Japanはすべて参加者によって作られるイベントで、商用フェスのような丁寧な看板や案内スタッフによる案内は一切ありません。未経験者は必ず戸惑います。反対に、理解さえすれば、このイベントがそれほど困難なものではないことがわかり、余計でうるさいルールや制限も少ないことがわかるでしょう。軽やかに、楽しく過ごす事ができると思います。
10原則(10 Principles)
Burning Japanは、10原則(10 Principles)をBurning Manと共有しています。
10原則を読み、理解しましょう。未経験者であっても、10原則及びサバイバルガイドは読んでいる前提でいベントが進行します。
コミュニティ参加
10月の本番以前に多くの準備やミニイベントを開催しています。これらのすべての案内は公式コミュニティDiscordで行っています。キャンプメンバーやライドシェアを見つけたり、アートグラント、テーマキャンプの申請のために使えます。 Discord
10原則(10 Principles)
Principle Zero: 同意(Consent)
同意(Consent) は AZ Burners により、オリジナルの10 Principlesに付け加えられました。ハラスメントを防ぎ、「嫌な体験をギフティングしない」ためにバーニングジャパンでも2024年に初採用しました。
明示的な同意: 他者の身体や所有物に関するすべての行動には明示的な同意が必要です。これは特に持ち物や身体的接触、写真撮影などのプライバシーにおいて重要です。
継続的な同意: 同意は一度与えられたからといって永遠に続くものではありません。状況が変われば、同意は再度確認する必要があります。
どんな者をも受け入れる共同体である(Radical Inclusion)
バーニングジャパンには誰もが参加できます。常に新しい仲間を歓迎し、リスペクトします。私達のコミュニティーに参加するのに特別な条件などはありません。
ただし、この原則はどんな人でも無条件に受け入れ続けるということではありません。悪い体験のギフティングや受け手へのリスペクトに欠ける行為に対しては、拒絶、断絶して構いません。
与えることを喜びとする(Gifting)
冷たいビールや小さなアクセサリーを渡したり、テントを張るのを手伝ったり、一緒に楽器を弾いてみたり。見返りなど気にせずに、誰かに何かを与えること自体を楽しみましょう。
お金もうけのことは忘れる(Decommodification)
バーニングジャパンの会場内で買えるものは何もありません。ここは商業活動から距離を置いたコミュニティ。スポンサーも広告もありません。お金を介さなくても大切なモノを分かちあえるからです。
このイベントの中だけは、お金のことを考えずに過ごしてみましょう。
他人の力をあてにしない(Radical Self-reliance)
食べ物や水、キャンプ道具といったものの準備からゴミの始末まで、バーニングジャパンの非日常的な環境を自分自身の力で生き抜く事が求められます。
この原則は経験者のためのものです、未経験者は多少足りないものがあっても恐れず参加してください。
「いま」を全力で生きる(Immediacy)
一番大事なのは、直接体験すること。恥をかき捨てて輪に飛び込み、受け入れてくれた場に感謝し、貢献する。そうやって1人では成し得ないものに触れる体験に勝る理屈などありません。
あとを残さない(Leaving No Trace)
日本語には飛ぶ鳥跡を濁さずということわざがあります。まるでそこでだれもキャンプをしていなかったように、活動の痕跡を残さないよう気を付けます。環境保護の側面もありますが、我々の自由な表現の場を守るためでもあります。最後にきちんと片付けをし、もとより綺麗な場所にしてから帰ります。
本来のあなたを表現する(Radical Self-expression)
あなたが本当にやりたいこと、なりたい自分って何でしたか?バーニングジャパンは、どんな表現でも尊重し認めあうコミュニティです。同時に、皆に他人の表現を尊重することも求めます。
積極的に参加する(Participation)
素晴らしい体験は、積極的な参加によって得られます。何かを表現したり、テーマキャンプに参加したり、ボランティアする事で誰もがバーニング・ジャパンの一員になります。
法に従い、市民としての責任を果たす(Civic Responsibility)
バーニングジャパンの中でも社会のルールを尊重します。バーニングジャパンで生まれたルールはもちろん、開催地である日本の法律や条例を守ります。地域コミュニティ、自治体とも良好な関係を築くことができるよう努めます。
隣人と協力する(Communal Effort)
小さなやりとりから大きな制作活動まで、お互い協力する事で多くの課題を解決していきます。一緒に取り組めばもっと良く、もっと楽しく、そしてもっと強くなれます。
公共交通機関(電車+バス)での行き方
公共交通機関で都内から会場に行くにはおよそ4種類の方法がありますが、JR特急が一番のおすすめです。
- JR特急+西武バス ←おすすめ
- JR普通(快速)+西武バス ←遅いが安い
- JR新幹線+西武バス ←遅い、高いでメリット少ない
- JR+タクシー ←17:00でタクシー乗り場閉鎖、電車接続悪く、メリット無い
電車+バスでのアクセス
万座・鹿沢口駅まで電車で移動し、そこから路線バスで会場にアクセスできます。
バスは1日3便のみ運行されていますが、実際に利用できるのは以下の2便です(平日・休日共通):
- 8時台のバス → 東京からの電車接続なし
- 13時台のバス → 特急草津・四万1号が接続
- 15時台のバス → 特急草津・四万3号が接続
バス停:
- 万座・鹿沢口駅 ⇄ 嬬恋牧場(愛妻の鐘)
西武バス時刻表:
https://www.seibubus.co.jp/docs/rosen/karuizawa/eki.pdf
特急名 | 乗車駅 | 特急草津・四万 1号 | 特急草津・四万 3号 |
---|---|---|---|
特急乗車 | 上野駅 | 10:00 | 12:10 |
赤羽駅 | 10:10 | 12:19 | |
浦和駅 | 10:19 | 12:28 | |
大宮駅 | 10:26 | 12:35 | |
・・・ | ・・・ | ・・・ | |
特急降車 | 長野原草津口 | 12:18 | 14:34 |
吾妻線 | 長野原草津口 | 12:24 | 14:39 |
・・・ | ・・・ | ・・・ | |
万座・鹿沢口駅 | 12:40 | 14:56 | |
バス乗車 | 万座・鹿沢口駅 | 12:58(平日)
12:53(土日) |
15:08(平日)
15:08(土日) |
バス降車 | 嬬恋牧場 愛妻の鐘 |
終電ルート
高崎線+吾妻線で22:15に万座・鹿沢口駅に到着するのが終電ルートです。
バスやタクシーはありませんので、車でのサポートが必要になります。
この時間以降は公共交通機関が無いため、ライドシェア等の事前調整が必要です。
※有料道路は深夜帯は無料です
手段 | 駅 | 到着時刻 | 発車時刻 | |
---|---|---|---|---|
快速アーバン高崎行 | 上野駅 | 18:42 | ||
赤羽駅 | 18:53 | |||
・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | |
吾妻線 | 高崎駅 | 20:25 | 20:35 | |
万座・鹿沢口駅 | 22:15 |
タクシーでのアクセス
駅前タクシー乗り場
- 4人乗車可
- 利用可能時間:17:00まで
- 料金目安:約7,000円(運賃5,000円+有料道路2,000円)
ジャンボタクシー(予約必須)
- 9人乗車可(1台のみ)
- 営業時間:18:00まで
- 料金目安:約12,000円(運賃10,000円+有料道路2,000円)
18:00以降に到着する場合
必ず車のサポートが必要になります。
会場からの帰り方
会場からのバスは1日3便。 https://www.seibubus.co.jp/docs/rosen/karuizawa/onsen.pdf
帰りの電車は予約しないことをおすすめします。
天気や片付けなどで予定が遅くなることが多く、また仲良くなった参加者とライドシェアで帰るチャンスもあります。帰りのチケットはオープンにしておきましょう。
自動車での行き方
おすすめルート
平坦、短距離でおすすめのルートです。
- 関越練馬IC〜関越渋川伊香保IC〜万座ハイウェー〜嬬恋牧場
別ルート
おすすめルートが使えないときの別ルートです。軽井沢の先に峠があります。
- 関越練馬IC〜藤岡JCT〜碓氷軽井沢IC〜万座ハイウェー〜嬬恋牧場
目的地は万座ハイウェーの中にある、嬬恋牧場 愛妻の鐘です。

注意
- ゴールは嬬恋牧場愛妻の鐘です。近くに愛妻の丘という場所もあるので注意。
- 番地のエリアが広いため、住所で入力では別の場所にピンが立ちます。Mapリンクか「愛妻の鐘」で検索
- 右の画像の地図で覚えて
- 夜間は街灯などが全く無いので、入場口の確認と、ヘッドライトはすぐ取り出せるようにしてください。
駐車場への駐車
駐車場は愛妻の鐘レストハウス(休業中)の正面にあります。
一般車は「1 PARKING」に駐車。
キャンピングカーはレストハウス正面の「3 CAMPER PARK」に駐車。



※キャンピングカーは駐車マス2台分。駐車場から持てる限りの荷物を持って、徒歩でチェックイン。
路肩駐車及び、自動車の場内への乗り入れは一切できません。
キャンピングカー・車中泊への注意 今年は駐車場エリアでの車中泊を許可しています。基本的には寝るだけスペースと位置づけています。駐車場は会場外に面しています。駐車場に面した有料道路での事故、及び地域の方からのクレームの対象とならないように十分配慮してください。 ※次回以降の開催が困難になります Leave No Traceは絶対遵守。焚き火禁止、会場外に面しているためバーナー・グリルの使用は外から見えづらい場所で行ってください。
会場への入場・受付

道路に面したGATEからメインストリートに向かいます。
メインストリート中央CARPORTにてチェックイン手続きを行います。

デジタルチケットの表示方法

チェックイン
※テーマキャンプのメンバー(ダイレクトセールでチケットを購入した人)はチェックイン手続きが異なります。テーマキャンプのリーダーから案内を受けてください。
- チェックイン手続きはPeatixのデジタルチケットを利用します。チェックインをスムーズに行うために、QRコード付きのチケットを事前に表示できるようにしておいてください。
- チェックインは「CARPORT」で行います。夜間や緊急対応中などで当日中に受付できなかった場合は、翌朝オープン直後に必ず手続きを行い、リストバンドを受け取ってください。
- 会場内の道路には車両は入れません。荷物は徒歩で運んでください。舗装された道なのでカートの使用は可能です。アートサポートの対象となる方には、イベント開始前の車両乗り入れおよび駐車が許可されています。イベント期間中の車の出入りは一切できません。
- リストバンドは入場者管理のため、必ず手首に巻いてください。アレルギーや過敏症などがある方は、ご自身で必要な対策をお願いします。
チェックインはイベント参加の第一歩です。スムーズな手続きと協力をお願いします。
キャンプ設営

- 街の中心から先着順でキャンプを行います。会場の4隅はサウンドキャンプとなります。
- トイレ、防火用水、センターキャンプ、運営テント等のサポート設備は会場のストリートに集中しています。会場は広いですが、なるべく街の中心、ストリートに沿って設営をしてください。
- 夜間静かに過ごしたい場合は、サウンドキャンプのエリアを避けてください。
- キャンプ場所は毎日移動してもOKです。その際は周りのキャンパーやテーマキャンプとのコミュニケーションを忘れずに。
会場について
※これは2024年版。テーマキャンプレイアウト以外は一緒です。

会場の嬬恋牧場は、7.0ha(約200m x 350m)牧草地の中に一本の舗装された道があります。このメインストリートの中心からキャンプを張り、私達が一週間を過ごす街を作っていきます。
会場インフラ
電気
電気の提供はありません。モバイルバッテリーは必ず必要です。
運営や大型のテーマキャンプは発電機を持ち込んでいるので、日中に充電させてもらえる可能性もあります。スマートフォンの紛失が多いので、充電はモバイルバッテリーに行うことを推奨します。
※運営発電機の提供は不可(重要設備のトラブル防止のため)
上下水道
飲用可能な水道、洗い場などはありません。
※2025年は公共交通機関利用者向けに飲料水を提供します。
ネット回線・電波
携帯電波は各社2本程度。会場にネットワーク、FreeWifi等はありません。
トイレ
仮設トイレを会場に設置します。
会場外の駐車場には水洗の公衆トイレがあります。
シャワー・お風呂
会場にはありませんが、会場は万座温泉エリア内にあるので、バーナーは毎日日帰り温泉に出かけています。乗せてもらいましょう。
また、寝る前に手足を拭けるシートがあると快適です。

会場の様子:2024年AfterMovie
Burning Japan 2024のアフタームービーから、参加者の衣服や装備を確認しましょう。荒天にならなければとても過ごしやすい気候です。


https://www.youtube.com/watch?v=5JuC5SGBCXg
気候・防寒対策
Burning Japanの会場である嬬恋牧場は標高1,400mの高地に位置しており、10月には寒暖差の大きい山岳気候となります。快適に過ごすために、以下の準備が重要です。
日中の気候
- 牧草地のため、日差しを遮るものはありません。
- 10月の日差しは夏ほど強くはありませんが、紫外線対策(帽子、日焼け止め)はおすすめです。
- 日中の気温は過ごしやすいものの、風が吹くと冷えることがあります。
夜間・早朝の冷え込み
- 2024年は1日だけ早朝に3℃まで下がりました。
- 寒くなることもあるので、一着は本格的な冬の装備が必要です。
- 防寒着(ダウンジャケットやフリース、インナー)、手袋、ニット帽などの準備を推奨します。
- ダウンジャケットは焚き火の火の粉で穴が空くことがあります。難燃素材や上に羽織れるブランケット等あると安心です。
雨・朝露対策
- 雨はあまりふらない時期ですが、天候の急変に備えて、レインコートを持参してください。
- 朝露で地面や草が濡れるため、濡れても快適に過ごせる長靴やサンダルがあると快適です。(晴天時用と雨天時用の2足あると快適)
寝具・就寝環境
持ち物リスト
基本的な持ち物
「Radical Self Reliance(他人の力をあてにしない)」に基づき、原則自身での準備が必要になります。ただしピンチのときは必ず参加者が協力して助けてくれます。過度に不安になる必要はありません。
持ち物 | |
---|---|
入場する:Peatixの電子チケット/身分証明書 (外国人はパスポート) | スマートフォン |
寝る:テント/寝袋/マット | モバイルバッテリー |
食べる:マイカップ/皿、箸、フォーク | 予備の車の鍵 |
ゴミ袋/携帯灰皿 | 耳栓 |
ヘッドライト (スマホは紛失多数) / 予備の電池 | ファーストエイド/医薬品 |
動きやすい靴/長靴 | 防寒具/雨具 |
常識とユーモアのセンス | 本来の自分 |
スマートフォンの扱いについて
2024年のイベントでは、スマートフォンの紛失が運営に連絡があったものだけで5件ありました。特にライト代わりに使用して落としたケースや、電池切れで発見が遅れた事例が多く見られました。充電の頻度が増すことでスマートフォンを手放す機会も増え、紛失のリスクが高まります。会場ではスマートフォンの使用を控えめにし、落とさない方法で持ち歩くようにしてください。
食料・飲み水について
食料や飲み水は基本的に各自で準備してください。ただし、大きな荷物を持ち運ぶことが難しい公共交通機関利用者への配慮として、飲料水を提供します。電車でくる人は2Lペットボトル1本だけ持参してください。
水場の提供
2025年は会場に「水場」を設けます。これらの水は**飲用ではありません**。以下のような用途で使用できます。
- 手足を洗ったり、うがいや歯磨きに使う
- 焚き火の防火用水として使用する
- サウナや簡易プールの水として使用する
ただし、これらの水場は**Leave No Trace**の原則のもとに運用されます。 洗い物はできません。ボディーソープ、食器の洗浄や油・洗剤の排水は**厳禁**です。水を汚さないよう、全員の配慮をお願いします。
ゴミを出さないために
Burning Japanでは「Leave No Trace(痕跡を残さない)」の原則を徹底しています。ゴミはすべて自分で持ち帰るのが基本です。たとえテーマキャンプにゴミ箱があっても、そこに捨てるべきではありません。食器は必ず持参し、何かを提供する場合も紙皿などの使い捨ては極力避けてください。喫煙者は携帯灰皿の持参が必須です。LNTの精神を理解し、実践しましょう。
キラキラ
会場の牧場には街灯がなく、夜は本当に真っ暗です。ヘッドライトがないと安全に移動することもできません。自分自身やキャンプを光らせることは、安全のためだけでなく、イベント全体を華やかに彩る大切なアクションでもあります。ぜひキラキラにしてきてください。光らせるためのバッテリーはスマホの充電にも使えるでしょう。
安全
焚き火
会場では火災の防止とLeave No Traceと安全への配慮から、焚き火には厳しいルールがあります。
- 直火は禁止です。必ず焚き火台と焚き火台を十分にカバーする焚き火シートを使用してください。地面を焦がすと戻すのが大変です。
- 火の粉が飛ばないように注意し、風の強い日は特に慎重に扱ってください。
- 灰や炭が地面に散らばらないようにし、片付けも含めて「Leave No Trace(痕跡を残さない)」を徹底しましょう。
- 火をつけている間は必ず見張りを立てること。見回りが放置した焚き火を見つけた場合は、その場で消火します。トラブルの場合は焚き火台の持ち主に責を問います。焚き火の管理を他人に任せるのは、同行者やグループキャンプのメンバーなど、信頼できる人以外には行ってはいけません。
- 消火装備(十分な水、消火器など)を必ず用意し、すぐ対応できるようにしておいてください。
焚き火はイベントの雰囲気を作る大切な要素ですが、扱いを誤ると危険です。責任を持って安全に楽しみましょう。
怪我や病気
Burning Japanでは「Radical Self Reliance(他人の力をあてにしない)」の原則に基づき、基本的には自分の健康と安全は自分で守ることが求められます。
とはいえ、いざという時のために、運営テント(カーポート)には以下の備えがあります:
- 簡単な救急箱
- 清潔な水
- AED(自動体外式除細動器)
- 近隣の医療機関情報
- 体調を整えるためのセーフスペース(担架、毛布あり)
無理をせず、体調に異変を感じたら早めにカーポートに来てください。
嫌な体験を避けるために
長年イベントを開催してきましたが、完全に悪意を持った人に出会ったことはありません。しかし、酔いや様々なシチュエーションによって、普段とは違う行動を取ってしまう人が現れます。
また、「自由な自己表現」を追求するあまり、周囲への配慮を欠いてしまうこともあります。
Radical Inclusion(ラディカル・インクルージョン)は「すべての表現を無条件に受け入れる」という意味ではありません。食わず嫌いや先入観なく新しいものを試してみる、くらいで考えましょう。
- 少しでも違和感や不快を感じたら、一旦その場から離れましょう。
- 歓迎しないギフト、食べ物、飲み物は断わりましょう。
- 無理に我慢せず、自分の意思をはっきり伝えましょう。
- 周囲に信頼できる人がいれば、すぐに相談しましょう。
- 一人で難しい場合は、近くの他の参加者に助けを求めましょう。
- 困っている人を見かけたら、声をかけたり、一緒に状況を確認しましょう。
- Consent(同意)への配慮が足りないと感じたら、相手は10原則を理解していないかもしれません。
ハラスメント
Burning Japanでは、イベントの継続と健全なコミュニティのために、ハラスメント対策を非常に重要な取り組みと考えています。
2024年のイベントからは、10の原則に加え「Principle Zero: Consent(同意の原則)」を導入しました。この原則に基づき、「このくらいなら大丈夫」と思える行為でも、必ず丁寧に同意をとってください。
もしイベント中に不快な経験をした場合は、周りの参加者に共有してください。プライバシーへの配慮が必要で周りに相談できない場合は、公式サイト問い合わせフォームからご連絡ください。イベント期間中は常に確認し、早期の問題解決に取り組みます。また、イベント終了後のアンケートでもハラスメントに関する報告を受け付けており、改善に取り組んでいます。
Leave No Trace ガイドライン
自由で創造的なイベントを続けるために、すべての参加者が Leave No Trace(LNT:痕跡を残さない) の原則を徹底することが求められます。
基本方針
- イベント終了後、そこにキャンプしていた痕跡を一切残さずに帰ることが求められます。
- エコロジー精神や「土に還るからOK」といった発想ではなく、誰もキャンプをしていなかったを目指してください。
- 会場でのゴミの放置や焚き火跡の放置は絶対にNGです
そもそもゴミを出さないアイデア
ゴミを減らすことは、Leave No Traceの第一歩です。以下のような工夫で、ゴミを出さない暮らしを実践してみましょう。
- 自分の食器を持参し、それを使用する。使い捨てを避け、繰り返し使えるものを選びましょう。
- 提供する側も、相手の持参した食器を使うように工夫し、なるべく紙皿や紙コップなどの使い捨てを使わないようにします。
- 調理方法を工夫して、食器や洗い物、排水を減らす配慮も大切です。
例:皿が必要なカレーライスではなくパンやナンで食べるようにする。
- 食べ物は風で飛ばされないように片付けてから外出すること。飛んで行きやすい空き缶や紙皿などに注意。
排水・グレイウォーター
会場には水場、流し台、排水設備が一切ありません。真水(下記参照)のみ、U字溝などに排水可能です。それ以外の排水は グレイウォータータンク(ペットボトルなど) に貯め、必ず持ち帰ってください。
真水の例:
- 沸かした水のあまり
- 足湯やサウナに使った水
- 火消し用に準備した水
- 飲み残しのペットボトル水
ゴミの持ち帰り
- ゴミはすべて個人の責任で持ち帰ること。
- テーマキャンプはゴミ箱を用意していることが多いですが、メンバー以外がそこに捨てるべきではありません。
- 装飾やゴミが風で飛んでしまって取れない位置(崖下など)にある場合は見回りに申し出てください。
- 近隣のコンビニやスーパー(特に駅前のセブンイレブン、ローソン)に絶対に捨てないでください。周辺地域へのインパクトも配慮が必要です。苦情が寄せられ、イベントの継続に支障が出ます。 ※高速道路パーキングエリアはOK
特例・サポート
- 公共交通機関を利用するなど、持ち帰りが物理的に難しい場合は運営に申し出てください。
- 会期終了の翌日には、LNT Day(会場クリーンアップ日) を設けており、ボランティアも募集しています。ただし、理想はすべての参加者が会期中にLNTを完了することです。
焚き火の痕跡も忘れずに
- 焚き火跡もLNTの対象です。灰、炭、焦げ跡を残さず、元通りにしましょう。
一人ひとりの工夫と実践が、自由なイベント空間を守ります。
イベントの自由と継続は、あなたの一つひとつの行動にかかっています。
過去のバーニングジャパンの残置物

※Take Freeといって、会場に置いていくのも残念ながらLNT違反。



ギフティング
アートを作る、ユニークな自己表現をする、テーマキャンプのチームに参加する、ドリンクやフードを分けてあげるなど、ギフティングのスタイルは様々です。
ここでは、ほんの少しの気配りや行動によって、Burning Japanがより調和のある場になり、嫌なことに惑わされず、ここでの生活に集中できるようにするための「誰でもできる、小さなギフティング」を紹介します。
アートやゴミが風に飛ばされていたら
→ 誰のものであっても拾いましょう。 Leave No Traceはもちろん個人個人が達成すべきものです。それでも突然の風で飛ばされた紙コップやアート装飾など気をつけていても見落としてしまいがちです。見つけた人が拾いましょう。
手伝いたい、仲間を作りたい
→ 見回りに参加しましょう 見回りはBurning Manのレンジャーのような仕事です。500人にも満たないこのイベントでは、大きなトラブルが起きる可能性は非常に低いためレンジャーのような特別な訓練や、ハードなシチュエーションへの備えは必要ありません。文字通り会場の隅々を見て回り、参加者全てと会話を交わします。そして時には、Leave No Traceや防火、安全についてのガイドをするのが見回りの役割です。
仮設トイレの水が出なかったとき
→ 防火水槽から水を汲んで給水しましょう。 仮設トイレの水がポンプを押しても出ない場合は、流しの水が切れています。防火水槽からバケツで給水してください。朝に防火水槽を満タンにします。
仮設トイレが満杯だったら?
→ テープでクローズし、運営または見回りに連絡。 利用不可であることを周囲に示し、トイレにテープを貼って閉鎖。状況を運営(カーポート)に連絡しましょう。
仮設トイレが汚れていたら?
→ 自分で掃除するか、一時的にクローズして連絡。 防火水槽の水を使って軽く洗い流すだけでも違います。無理なら一旦テープでクローズし、運営(カーポート)か見回りへ連絡。
朝の水汲みへの協力
→ 朝9:00、水場から軽トラックで水を運びます(4人程度必要)。防火水槽の水、サウナの水、足湯の水は、朝の時間帯にみんなで補充します。力仕事ができる人、ぜひ協力を!
他にも会場で発生するさまざまな小さなギフティングは、ボランティアミッションとしてドームで案内しています。また、アートプロジェクトやテーマキャンプからの手伝い要望もカーポートで扱っています。暇なときにぜひカーポートに訪れて、手伝えることをチェックしてみてください。
イベント最終日の過ごし方
Burning Japan の終了後、私たちは「まるで誰もキャンプしていなかった」かのような状態に戻すことを目指します。これが LNT(Leave No Trace) の本質です。運営が一人ひとりに声をかけるのは難しいため、事前にこのガイドを読んで、最終日には自発的な行動をお願いします。
✅ 自分のエリアのLNT
- 撤収前に一呼吸。まわりを見渡して「何も残っていないか」を確認しましょう。
- テントは早めに片付けて, 地面のゴミや痕跡を丁寧に消していくのがおすすめです。
- 風で飛ばされたゴミも自分ごととして拾ってください。
- 落とし物もLNTの一部です。回収と返却は非常に大変なので、荷物チェックを念入りに。
🤝 会場のLNTに参加しよう
イベント全体をきれいにするための活動にも、ぜひ参加をお願いします。
- 規制線解除は最終日12:00に行います。
- 12時以降は関係者作業(テーマキャンプ、アート、事業者など)に集中します。
- 以下のような作業を、できる範囲で手伝ってもらえると助かります:
- 会場LNTの具体例
- ライト、消火器、防火バケツ、イエローボックスの回収(ストリート沿いの倉庫へ)
- トイレの張り紙・装飾の撤去
- 駐車場、道路エリアのコーションテープ、三角コーンなどの撤収(12時以降)
- センターキャンプの解体
- 会場周辺のコーションテープ撤去
- アートプロジェクトの解体のサポート
- フェニックスバーンとテンプルバーン跡地のLNT
最終日12:00自動車規制解除
最終日12:00を目安に、自動車の入場規制及び路肩駐車の規制線を解除します。解除後運営や見回りは何の交通整理もしませんので、自動車の使用者が自主的に交通安全や渋滞を避ける行為を行ってください。ストリートは一車線のため自動車搬入はかなり混雑します。また、大型荷物を運ぶアート、テーマキャンプが優先されます。
特別な理由がない限り、荷物は手で抱えて移動したほうが早いです。
最後まで「Burnerらしく」、みんなで気持ちよく終えましょう。
シーズンイベント
バーニングジャパンでは、年に一度の本祭以外にも、1年を通じて複数のイベントを開催しています。誰でも気軽に参加できる集まりから、準備や表現の場となる合宿型イベントまで、多様なシーズンイベントを通じて、つながりと学びが生まれています。
- FireJam Camp ファイヤーパフォーマンスキャンプ
- YOKOSO Meetup 今日 未経験者向けミートアップイベント
- NOMIKAI 経験者向け飲み会イベント
- SummerBurn 8月9日〜 会場体験&事前搬入イベント
- Builder's Week 10月4日〜 アート建設週間
- Burning Japan 10月9日〜13日 (14日 LNT Day)
その他のヒント
より楽しく、スムーズにイベントを楽しむためのヒントを紹介します。
- テーマキャンプやグループでの参加は、荷物を分担できるので身軽になり、公共交通機関での参加もしやすくなります。
- ライドシェアを活用すれば、交通費の節約にもなり、荷物の運搬も楽になります。
- アートテーマに合わせた衣装や持ち物の工夫は、場に溶け込みやすく、自分もより楽しめます。
- キャンプやギフティングなどについて心配しすぎる必要はありません。まずは参加を。誰かがきっと助けてくれます。
- 何をするか困ったときはボランティア参加もおすすめ。確実にイベントに貢献できます。
- ボランティアには記念グッズも用意しています。思い出のひとつとしてぜひどうぞ!