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多くの未経験者にとって、Burning Japan はこれまで参加してきたフェスやライブとは全く異なる点があります。トイレ以外のインフラがない、すべての出来事はギフティング、清掃員はいない、自分たちでLeave No Traceになるよう徹底的に片付けるなど、未経験者が特に気になる点をリストアップして解説していきます。
多くの未経験者にとって、Burning Japan はこれまで参加してきたフェスやライブとは全く異なる点があります。トイレ以外のインフラがない、すべての出来事はギフティング、清掃員はいない、自分たちでLeave No Traceになるよう徹底的に片付けるなど、未経験者が特に気になる点をリストアップして解説していきます。
== Burning Japanとは? ==
== 10原則(10 Principles) ==
2004年、Burning Man創設者の一人、ラリー・ハーヴェイが世界に広がるリージョナルバーンのために10原則を文書化しました。我々Burning Japanも文化を共有し、また世界中から訪れるバーナーと共通の価値観でイベントを進めるために、この10原則を尊重しています。
=== Principle Zero: 同意(Consent) ===
''同意(Consent)'' は AZ Burners により、オリジナルの10 Principlesに付け加えられました。ハラスメントを防ぎ、「嫌な体験をギフティングしない」ためにバーニングジャパンでも2024年に初採用しました。
'''明示的な同意''': 他者の身体や所有物に関するすべての行動には明示的な同意が必要です。これは特に持ち物や身体的接触、写真撮影などのプライバシーにおいて重要です。
'''継続的な同意''': 同意は一度与えられたからといって永遠に続くものではありません。状況が変われば、同意は再度確認する必要があります。
=== どんな者をも受け入れる共同体である(Radical Inclusion) ===
バーニングジャパンには誰もが参加できます。常に新しい仲間を歓迎し、リスペクトします。私達のコミュニティーに参加するのに特別な条件などはありません。
ただし、この原則はどんな人でも'''無条件、永遠に受け入れ続けるということではありません'''。先入観、偏見を持たずに接してみましょう、ぐらいで始めてください。同意を取らない行為、悪い体験のギフティングや受け手へのリスペクトに欠ける行為に対しては、拒絶、断絶してください。
=== 与えることを喜びとする(Gifting) ===
冷たいビールや小さなアクセサリーを渡したり、テントを張るのを手伝ったり、一緒に楽器を弾いてみたり。見返りなど気にせずに、誰かに何かを与えること自体を楽しみましょう。
=== お金もうけのことは忘れる(Decommodification) ===
バーニングジャパンの会場内で買えるものは何もありません。ここは商業活動から距離を置いたコミュニティ。スポンサーも広告もありません。お金を介さなくても大切なモノを分かちあえるからです。
このイベントの中だけは、お金のことを考えずに過ごしてみましょう。
=== 他人の力をあてにしない(Radical Self-reliance) ===
食べ物や水、キャンプ道具といったものの準備からゴミの始末まで、バーニングジャパンの非日常的な環境を自分自身の力で生き抜く事が求められます。
この原則は経験者のためのものです、未経験者は多少足りないものがあっても恐れず参加してください。
=== 「いま」を全力で生きる(Immediacy) ===
一番大事なのは、直接体験すること。恥をかき捨てて輪に飛び込み、受け入れてくれた場に感謝し、貢献する。そうやって1人では成し得ないものに触れる体験に勝る理屈などありません。
=== あとを残さない(Leaving No Trace) ===
日本語には'''飛ぶ鳥跡を濁さず'''ということわざがあります。まるでそこでだれもキャンプをしていなかったように、活動の痕跡を残さないよう気を付けます。環境保護の側面もありますが、我々の自由な表現の場を守るためでもあります。最後にきちんと片付けをし、もとより綺麗な場所にしてから帰ります。
=== 本来のあなたを表現する(Radical Self-expression) ===
あなたが本当にやりたいこと、なりたい自分って何でしたか?バーニングジャパンは、どんな表現でも尊重し認めあうコミュニティです。同時に、皆に他人の表現を尊重することも求めます。
=== 積極的に参加する(Participation) ===
素晴らしい体験は、積極的な参加によって得られます。何かを表現したり、テーマキャンプに参加したり、ボランティアする事で誰もがバーニング・ジャパンの一員になります。
=== 法に従い、市民としての責任を果たす(Civic Responsibility) ===
バーニングジャパンの中でも社会のルールを尊重します。バーニングジャパンで生まれたルールはもちろん、開催地である日本の法律や条例を守ります。地域コミュニティ、自治体とも良好な関係を築くことができるよう努めます。
=== 隣人と協力する(Communal Effort) ===
小さなやりとりから大きな制作活動まで、お互い協力する事で多くの課題を解決していきます。一緒に取り組めばもっと良く、もっと楽しく、そしてもっと強くなれます。


=== サバイバルについて ===
=== サバイバルについて ===
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=== コミュニティ参加 ===
=== コミュニティ参加 ===
10月の本番以前に多くの準備やミニイベントを開催しています。これらのすべての案内は公式コミュニティDiscordで行っています。キャンプメンバーやライドシェアを見つけたり、アートグラント、テーマキャンプの申請のために使えます。 [https://www.burningjapan.org/community Discord]
10月の本番以前に多くの準備やミニイベントを開催しています。これらのすべての案内は公式コミュニティDiscordで行っています。キャンプメンバーやライドシェアを見つけたり、アートグラント、テーマキャンプの申請のために使えます。 [https://www.burningjapan.org/community Discord]
== 10原則(10 Principles) ==
2004年、Burning Man創設者の一人、ラリー・ハーヴェイが世界に広がるリージョナルバーンのために10原則を文書化しました。我々Burning Japanも文化を共有し、また世界中から訪れるバーナーと共通の価値観でイベントを進めるために、この10原則を尊重しています。
=== Principle Zero: 同意(Consent) ===
''同意(Consent)'' は AZ Burners により、オリジナルの10 Principlesに付け加えられました。ハラスメントを防ぎ、「嫌な体験をギフティングしない」ためにバーニングジャパンでも2024年に初採用しました。
'''明示的な同意''': 他者の身体や所有物に関するすべての行動には明示的な同意が必要です。これは特に持ち物や身体的接触、写真撮影などのプライバシーにおいて重要です。
'''継続的な同意''': 同意は一度与えられたからといって永遠に続くものではありません。状況が変われば、同意は再度確認する必要があります。
=== どんな者をも受け入れる共同体である(Radical Inclusion) ===
バーニングジャパンには誰もが参加できます。常に新しい仲間を歓迎し、リスペクトします。私達のコミュニティーに参加するのに特別な条件などはありません。
ただし、この原則はどんな人でも'''無条件、永遠に受け入れ続けるということではありません'''。先入観、偏見を持たずに接してみましょう、ぐらいで始めてください。同意を取らない行為、悪い体験のギフティングや受け手へのリスペクトに欠ける行為に対しては、拒絶、断絶してください。
=== 与えることを喜びとする(Gifting) ===
冷たいビールや小さなアクセサリーを渡したり、テントを張るのを手伝ったり、一緒に楽器を弾いてみたり。見返りなど気にせずに、誰かに何かを与えること自体を楽しみましょう。
=== お金もうけのことは忘れる(Decommodification) ===
バーニングジャパンの会場内で買えるものは何もありません。ここは商業活動から距離を置いたコミュニティ。スポンサーも広告もありません。お金を介さなくても大切なモノを分かちあえるからです。
このイベントの中だけは、お金のことを考えずに過ごしてみましょう。
=== 他人の力をあてにしない(Radical Self-reliance) ===
食べ物や水、キャンプ道具といったものの準備からゴミの始末まで、バーニングジャパンの非日常的な環境を自分自身の力で生き抜く事が求められます。
この原則は経験者のためのものです、未経験者は多少足りないものがあっても恐れず参加してください。
=== 「いま」を全力で生きる(Immediacy) ===
一番大事なのは、直接体験すること。恥をかき捨てて輪に飛び込み、受け入れてくれた場に感謝し、貢献する。そうやって1人では成し得ないものに触れる体験に勝る理屈などありません。
=== あとを残さない(Leaving No Trace) ===
日本語には'''飛ぶ鳥跡を濁さず'''ということわざがあります。まるでそこでだれもキャンプをしていなかったように、活動の痕跡を残さないよう気を付けます。環境保護の側面もありますが、我々の自由な表現の場を守るためでもあります。最後にきちんと片付けをし、もとより綺麗な場所にしてから帰ります。
=== 本来のあなたを表現する(Radical Self-expression) ===
あなたが本当にやりたいこと、なりたい自分って何でしたか?バーニングジャパンは、どんな表現でも尊重し認めあうコミュニティです。同時に、皆に他人の表現を尊重することも求めます。
=== 積極的に参加する(Participation) ===
素晴らしい体験は、積極的な参加によって得られます。何かを表現したり、テーマキャンプに参加したり、ボランティアする事で誰もがバーニング・ジャパンの一員になります。
=== 法に従い、市民としての責任を果たす(Civic Responsibility) ===
バーニングジャパンの中でも社会のルールを尊重します。バーニングジャパンで生まれたルールはもちろん、開催地である日本の法律や条例を守ります。地域コミュニティ、自治体とも良好な関係を築くことができるよう努めます。
=== 隣人と協力する(Communal Effort) ===
小さなやりとりから大きな制作活動まで、お互い協力する事で多くの課題を解決していきます。一緒に取り組めばもっと良く、もっと楽しく、そしてもっと強くなれます。


== 公共交通機関(電車+バス)での行き方 ==
== 公共交通機関(電車+バス)での行き方 ==
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