「SurvivalGuide」の版間の差分

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# どうやって期間中、快適、安全に過ごす?
# どうやって期間中、快適、安全に過ごす?
# 会場で何を「燃やす」?
# 会場で何を「燃やす」?


* 本サバイバルガイドを読み、理解しましょう。
* 本サバイバルガイドを読み、理解しましょう。
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* キャンプメンバーやライドシェアを見つけるためにDiscordに参加しましょう。 [https://www.burningjapan.org/community Discord]
* キャンプメンバーやライドシェアを見つけるためにDiscordに参加しましょう。 [https://www.burningjapan.org/community Discord]
* チケットを買ってから参加しましょう。会場での当日販売はなく、直接来ても入れません。
* チケットを買ってから参加しましょう。会場での当日販売はなく、直接来ても入れません。
== 準備:会場について ==
※これは2024年版。テーマキャンプレイアウト以外は一緒です。
[[ファイル:Bj2024map.png|なし|サムネイル|646x646ピクセル]]
会場の嬬恋牧場は、7.0ha(約200m x 350m)牧草地の中に一本の舗装された道があります。このメインストリートの中心からキャンプを張り、私達が一週間を過ごす街を作っていきます。[[ファイル:S 0256 (1).jpg|サムネイル]]
=== 会場の様子:2024年AfterMovie ===
Burning Japan 2024のアフタームービーから、参加者の衣服や装備を確認しましょう。荒天にならなければとても過ごしやすい気候です。
[[ファイル:2024-10-12 13.10.03.jpg|サムネイル]][[ファイル:S 0636.jpg|サムネイル]]https://www.youtube.com/watch?v=5JuC5SGBCXg
== 準備:気候・防寒対策 ==
Burning Japanの会場である嬬恋牧場は標高1,400mの高地に位置しており、10月には寒暖差の大きい山岳気候となります。快適に過ごすために、以下の準備が重要です。
=== 日中の気候 ===
* 牧草地のため、日差しを遮るものはありません。
* 10月の日差しは夏ほど強くはありませんが、紫外線対策(帽子、日焼け止め)はおすすめです。
* 日中の気温は過ごしやすいものの、風が吹くと冷えることがあります。
=== 夜間・早朝の冷え込み ===
* 2024年はイベント期間中1日だけ早朝に3℃まで下がりました。
* 寒くなることもあるので、一着は本格的な冬の装備が必要です。
* 防寒着(ダウンジャケットやフリース、インナー)、手袋、ニット帽などの準備を推奨します。
* ダウンジャケットは焚き火の火の粉で穴が空くことがあります。難燃素材や上に羽織れるブランケット等あると安心です。
=== 雨・朝露対策 ===
* 雨はあまりふらない時期ですが、天候の急変に備えて、レインコートを持参してください。
* 朝露で地面や草が濡れるため、濡れても快適に過ごせる長靴や濡れてもよいサンダルがあると快適です。(晴天時用と雨天時用の2足あると快適)
=== 寝具・就寝環境 ===
* 牧草地で草丈が高く、地面からの底冷えは少なめですが、マットと布団(寝袋)は必須です。[[ファイル:S 0579 (1).jpg|サムネイル]]
* テントは寝るだけのシンプルなもので十分です。会場内のスペースをリビング的に活用できます。
== 準備:持ち物リスト ==
=== 基本的な持ち物 ===
「Radical Self Reliance(他人の力をあてにしない)」に基づき、原則自身での準備が必要になります。ただしピンチのときは必ず参加者が協力して助けてくれます。過度に不安になる必要はありません。
{| class="wikitable"
|+
! colspan="2" |持ち物
|-
|'''Peatixの電子チケット'''/身分証明書 (外国人はパスポート)
|スマートフォン
|-
|テント/寝袋/マット
|'''モバイルバッテリー'''
|-
|'''マイカップ'''/皿、箸、フォーク
|予備の車の鍵
|-
|ゴミ袋/携帯灰皿
|耳栓
|-
|'''ヘッドライト (スマホは紛失多数)''' / 予備の電池
|ファーストエイド/医薬品
|-
|動きやすい靴/長靴
|防寒具/雨具
|-
|常識とユーモアのセンス
|本来の自分
|}
=== スマートフォンの扱いについて ===
2024年のイベントでは、スマートフォンの紛失が運営に連絡があったものだけで5件ありました。特にライト代わりに使用して落としたケースや、電池切れで発見が遅れた事例が多く見られました。充電の頻度が増すことでスマートフォンを手放す機会も増え、紛失のリスクが高まります。会場ではスマートフォンの使用を控えめにし、落とさない方法で持ち歩くようにしてください。
=== 食料・飲み水について ===
食料や飲み水は基本的に各自で準備してください。ただし、大きな荷物を持ち運ぶことが難しい公共交通機関利用者への配慮として、2025年は飲料水を提供する予定です。
※ペットボトルを手渡しするか、水を汲めるようにする※
=== 水場の提供 ===
2025年は会場に「水場」を設けます。これらの水は**飲用ではありません**。以下のような用途で使用できます。
* 手足を洗ったり、うがいや歯磨きに使う
* 焚き火の防火用水として使用する
* サウナや簡易プールの水として使用する
ただし、これらの水場は**Leave No Trace**の原則のもとに運用されます。 
食器の洗浄や油・洗剤の排水は**厳禁**です。水を汚さないよう、全員の配慮をお願いします。
=== ゴミを出さないために ===
Burning Japanでは「Leave No Trace(痕跡を残さない)」の原則を徹底しています。ゴミはすべて自分で持ち帰るのが基本です。たとえテーマキャンプにゴミ箱があっても、そこに捨てるべきではありません。食器は必ず持参し、何かを提供する場合も紙皿などの使い捨ては極力避けてください。喫煙者は携帯灰皿の持参が必須です。LNTの精神を深く理解し、実践しましょう。
=== キラキラ ===
会場の牧場には街灯がなく、夜は本当に真っ暗です。ヘッドライトがないと安全に移動することもできません。自分自身やキャンプを光らせることは、安全のためだけでなく、イベント全体を華やかに彩る大切なアクションでもあります。ぜひキラキラにしてきてください。光らせるためのバッテリーはスマホの充電にも使えるでしょう。
== 準備:会場のインフラ ==
=== 電気 ===
電気の提供はありません。モバイルバッテリーは必ず必要です。
運営や大型のテーマキャンプは発電機を持ち込んでいるので、協力者があれば充電用の貸出を検討します。スマートフォンの紛失が多いので、充電はモバイルバッテリーに行うことを推奨します。
※運営発電機の提供は不可
=== 上下水道 ===
飲用可能な水道、洗い場などはありません。
※2025年は公共交通機関利用者向けに飲料水を提供します。
=== ネット回線・電波 ===
携帯電波は各社2本程度。会場にネットワーク、FreeWifi等はありません。
=== トイレ ===
仮設トイレを会場に設置します。
会場外の駐車場には水洗の公衆トイレがあります。


== 公共交通機関での行き方 ==
== 公共交通機関での行き方 ==
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天気や片付けなどで予定が遅くなることが多く、また'''仲良くなった人とライドシェアで帰るチャンス'''もあります。
天気や片付けなどで予定が遅くなることが多く、また'''仲良くなった人とライドシェアで帰るチャンス'''もあります。
== 自動車での行き方 ==
==== おすすめルート ====
平坦、短距離でおすすめのルートです。
* 関越練馬IC〜関越渋川伊香保IC〜万座ハイウェー〜嬬恋牧場
==== 別ルート ====
おすすめルートが使えないときの別ルートです。途中峠があります。
* 関越練馬IC〜藤岡JCT〜碓氷軽井沢IC〜万座ハイウェー〜嬬恋牧場
万座ハイウェーの中にある、嬬恋牧場 愛妻の鐘です。
[[ファイル:スクリーンショット 2025-06-12 8.22.16.png|サムネイル]]
注意事項
* ゴールは'''嬬恋牧場愛妻の鐘'''です。近くに愛妻の'''丘'''という場所もあるので注意。
* 住所、番地では失敗します。Mapリンクか「愛妻の鐘」で検索
* 地図を覚えてください。


== 入場方法 ==
== 入場方法 ==
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* 夜間静かに過ごしたい場合は、サウンドキャンプのエリアを避けてください。
* 夜間静かに過ごしたい場合は、サウンドキャンプのエリアを避けてください。
* キャンプ場所は毎日移動してもOKです。その際は周りのキャンパーやテーマキャンプとのコミュニケーションを忘れずに。
* キャンプ場所は毎日移動してもOKです。その際は周りのキャンパーやテーマキャンプとのコミュニケーションを忘れずに。
== 準備:会場について ==
※これは2024年版。テーマキャンプレイアウト以外は一緒です。
[[ファイル:Bj2024map.png|なし|サムネイル|646x646ピクセル]]
会場の嬬恋牧場は、7.0ha(約200m x 350m)牧草地の中に一本の舗装された道があります。このメインストリートの中心からキャンプを張り、私達が一週間を過ごす街を作っていきます。[[ファイル:S 0256 (1).jpg|サムネイル]]
=== 会場の様子:2024年AfterMovie ===
Burning Japan 2024のアフタームービーから、参加者の衣服や装備を確認しましょう。荒天にならなければとても過ごしやすい気候です。
[[ファイル:2024-10-12 13.10.03.jpg|サムネイル]][[ファイル:S 0636.jpg|サムネイル]]https://www.youtube.com/watch?v=5JuC5SGBCXg
== 準備:気候・防寒対策 ==
Burning Japanの会場である嬬恋牧場は標高1,400mの高地に位置しており、10月には寒暖差の大きい山岳気候となります。快適に過ごすために、以下の準備が重要です。
=== 日中の気候 ===
* 牧草地のため、日差しを遮るものはありません。
* 10月の日差しは夏ほど強くはありませんが、紫外線対策(帽子、日焼け止め)はおすすめです。
* 日中の気温は過ごしやすいものの、風が吹くと冷えることがあります。
=== 夜間・早朝の冷え込み ===
* 2024年はイベント期間中1日だけ早朝に3℃まで下がりました。
* 寒くなることもあるので、一着は本格的な冬の装備が必要です。
* 防寒着(ダウンジャケットやフリース、インナー)、手袋、ニット帽などの準備を推奨します。
* ダウンジャケットは焚き火の火の粉で穴が空くことがあります。難燃素材や上に羽織れるブランケット等あると安心です。
=== 雨・朝露対策 ===
* 雨はあまりふらない時期ですが、天候の急変に備えて、レインコートを持参してください。
* 朝露で地面や草が濡れるため、濡れても快適に過ごせる長靴や濡れてもよいサンダルがあると快適です。(晴天時用と雨天時用の2足あると快適)
=== 寝具・就寝環境 ===
* 牧草地で草丈が高く、地面からの底冷えは少なめですが、マットと布団(寝袋)は必須です。[[ファイル:S 0579 (1).jpg|サムネイル]]
* テントは寝るだけのシンプルなもので十分です。会場内のスペースをリビング的に活用できます。
== 準備:持ち物リスト ==
=== 基本的な持ち物 ===
「Radical Self Reliance(他人の力をあてにしない)」に基づき、原則自身での準備が必要になります。ただしピンチのときは必ず参加者が協力して助けてくれます。過度に不安になる必要はありません。
{| class="wikitable"
|+
! colspan="2" |持ち物
|-
|'''Peatixの電子チケット'''/身分証明書 (外国人はパスポート)
|スマートフォン
|-
|テント/寝袋/マット
|'''モバイルバッテリー'''
|-
|'''マイカップ'''/皿、箸、フォーク
|予備の車の鍵
|-
|ゴミ袋/携帯灰皿
|耳栓
|-
|'''ヘッドライト (スマホは紛失多数)''' / 予備の電池
|ファーストエイド/医薬品
|-
|動きやすい靴/長靴
|防寒具/雨具
|-
|常識とユーモアのセンス
|本来の自分
|}
=== スマートフォンの扱いについて ===
2024年のイベントでは、スマートフォンの紛失が運営に連絡があったものだけで5件ありました。特にライト代わりに使用して落としたケースや、電池切れで発見が遅れた事例が多く見られました。充電の頻度が増すことでスマートフォンを手放す機会も増え、紛失のリスクが高まります。会場ではスマートフォンの使用を控えめにし、落とさない方法で持ち歩くようにしてください。
=== 食料・飲み水について ===
食料や飲み水は基本的に各自で準備してください。ただし、大きな荷物を持ち運ぶことが難しい公共交通機関利用者への配慮として、2025年は飲料水を提供する予定です。
※ペットボトルを手渡しするか、水を汲めるようにする※
=== 水場の提供 ===
2025年は会場に「水場」を設けます。これらの水は**飲用ではありません**。以下のような用途で使用できます。
* 手足を洗ったり、うがいや歯磨きに使う
* 焚き火の防火用水として使用する
* サウナや簡易プールの水として使用する
ただし、これらの水場は**Leave No Trace**の原則のもとに運用されます。 
食器の洗浄や油・洗剤の排水は**厳禁**です。水を汚さないよう、全員の配慮をお願いします。
=== ゴミを出さないために ===
Burning Japanでは「Leave No Trace(痕跡を残さない)」の原則を徹底しています。ゴミはすべて自分で持ち帰るのが基本です。たとえテーマキャンプにゴミ箱があっても、そこに捨てるべきではありません。食器は必ず持参し、何かを提供する場合も紙皿などの使い捨ては極力避けてください。喫煙者は携帯灰皿の持参が必須です。LNTの精神を深く理解し、実践しましょう。
=== キラキラ ===
会場の牧場には街灯がなく、夜は本当に真っ暗です。ヘッドライトがないと安全に移動することもできません。自分自身やキャンプを光らせることは、安全のためだけでなく、イベント全体を華やかに彩る大切なアクションでもあります。ぜひキラキラにしてきてください。光らせるためのバッテリーはスマホの充電にも使えるでしょう。
== 準備:会場のインフラ ==
=== 電気 ===
電気の提供はありません。モバイルバッテリーは必ず必要です。
運営や大型のテーマキャンプは発電機を持ち込んでいるので、協力者があれば充電用の貸出を検討します。スマートフォンの紛失が多いので、充電はモバイルバッテリーに行うことを推奨します。
※運営発電機の提供は不可
=== 上下水道 ===
飲用可能な水道、洗い場などはありません。
※2025年は公共交通機関利用者向けに飲料水を提供します。
=== ネット回線・電波 ===
携帯電波は各社2本程度。会場にネットワーク、FreeWifi等はありません。
=== トイレ ===
仮設トイレを会場に設置します。
会場外の駐車場には水洗の公衆トイレがあります。


== 安全 ==
== 安全 ==
=== 焚き火 ===
=== 焚き火 ===
会場では火災の防止とLeave No Traceと安全への配慮から、焚き火には厳しいルールがあります。
会場では火災の防止とLeave No Traceと安全への配慮から、焚き火には厳しいルールがあります。
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